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第6回 JavaScript講座 if文で「判断」を任せる。境目の数字がいちばん大事

第6回。全3ページを続けて読めます。

JavaScript講座・全10回 / 第4回 / 1ページ目(全3ページ)

掲載日:2026年9月13日

「2本以下なら発注」――でも、2本は入るの?

KAZUは、在庫管理のルールをJavaScriptくんに説明しました。

KAZU
洗剤は、在庫が2本以下になったら発注が必要。
JavaScript
了解しました。2本以下ですね。

コードはこうなります。

if (在庫 <= 2) {
  表示 = "発注が必要です";
}

ここで使われている <= は「以下」です。

つまり、2本ちょうども含みます。

ところが、KAZUは試しにこう書き換えました。

if (在庫 < 2) {
  表示 = "発注が必要です";
}

今度は「2本未満」です。

すると、在庫が2本のときには発注の表示が出ません。

KAZU
あれ? 2本で発注したいのに出ない。
JavaScript
「2より小さい」と指示されています。2は小さくありません。

JavaScriptくんは間違っていません。

書かれた指示どおりに動いています。

間違えたのは、人間側の条件です。

まず日本語でルールを書く

条件式を書く前に、日本語でルールを書いてみます。

  • 0本 → 発注が必要
  • 1本 → 発注が必要
  • 2本 → 発注が必要
  • 3本 → 発注不要

ここまで書けば、「2を含める」ことがはっきりします。

第4回の第一歩:記号から考えず、先に「どの数字なら、どの結果にしたいか」を決める。

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掲載日:2026年9月13日

境目を試せば、間違いが見つかる

KAZUは、在庫0本と10本でテストしました。

0本なら「発注が必要です」。

10本なら「在庫は足りています」。

どちらも正しく見えます。

KAZU
よし、動いてる。
AI
2本と3本も試しましたか?

KAZUは、そこで初めて境目を試します。

在庫期待する結果
1本発注が必要
2本発注が必要
3本在庫は足りている

もし条件が 在庫 < 2 なら、2本のところだけ間違います。

0本と10本しか試していなければ、このバグには気づけません。

動作確認は、境目を見る

条件分岐では、切り替わる境目の数字が特に重要です。

最低在庫が2なら、

  • 1(境目の1つ下)
  • 2(境目そのもの)
  • 3(境目の1つ上)

を試します。

これは、発注システムだけではありません。

「18歳以上」「100点未満」「期限まで3日以内」など、条件があるところでは同じ考え方が使えます。

KAZU
全部の数字を試さなくても、境目を狙えば効率がいいんだね。
AI
はい。条件が切り替わるところは、不具合が出やすい場所です。

テストのコツ:条件の境目、その1つ下、その1つ上。この3つをまず試す。

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掲載日:2026年9月13日

条件が増えると、順番まで仕事になる

在庫表示を、もっと分かりやすくしたいとKAZUは考えました。

0本なら「在庫切れ」。

1〜2本なら「発注が必要」。

3本以上なら「在庫あり」。

JavaScriptくんに頼みます。

if (在庫 === 0) {
  表示 = "在庫切れ";
} else if (在庫 <= 2) {
  表示 = "発注が必要";
} else {
  表示 = "在庫あり";
}

ここで重要なのは、条件の順番です。

0本は「2本以下」にも当てはまります。

だから、先に「0本か」を確認しています。

もし「2本以下」を先に書けば、0本でも「発注が必要」となり、「在庫切れ」という特別な表示まで進みません。

条件が増えたら、判断表に戻る

KAZUは、紙にこう書きました。

在庫表示色
0在庫切れ赤
1〜2発注が必要黄
3以上在庫あり緑

先に表があれば、コードにしたときの確認もしやすくなります。

これは、現在作っている在庫管理の「緑・黄・赤」の考え方にもつながります。

KAZU
コードを書く前にルール表を作るのも、プログラミングなんだね。
AI
むしろ、そこが設計です。コードは決めたルールを実行できる形に翻訳する作業です。

第4回まとめ:if文は「判断」を任せる仕組み。大切なのは、条件の意味、境目の確認、そして複数条件の順番です。

次回は、商品が増えてきます。

KAZUはJavaScriptくんに100個の商品の確認を頼もうとします。

そして、「同じことを100回書くの?」という問題にぶつかります。