プログラム言語の世界・第8回
掲載日:2026年9月13日
第8回 TypeScriptくん、心配性だけど事故を減らす
プログラム村では、JavaScriptくんが毎日忙しく働いていました。
ボタンを押したら動く。文字を変える。画面を切り替える。計算する。とにかく仕事が速い。
でも、たまにやらかします。
JavaScript
数字を入れる場所に文字が入ってます。
KAZU
え? それで動かしたの?
JavaScript
はい。止めろとは言われてません。
自由です。自由すぎます。
そこへTypeScriptくんがやってきました。
最初の一言が細かい
TypeScript
ここには何を入れる予定ですか?
KAZU
数字。
TypeScript
本当に数字だけですか?
KAZU
たぶん。
TypeScript
「たぶん」では困ります。
面倒くさい。かなり細かい。でも言っていることは正しい。
数字なら数字、文字なら文字。TypeScriptくんは、仕事を始める前に確認したがるタイプでした。
JavaScriptくんとの関係
TypeScriptはJavaScriptを土台にした言語です。JavaScriptを知っていると、「あ、親戚だな」と感じます。
ただしTypeScriptくんは、間違いそうなところを見ると先に注意します。
「そこ危ないですよ」「その値、違う型です」「その名前、本当にありますか?」
少し口うるさい。でも大きなシステムになるほど、この口うるささがありがたくなります。
小さい家と100部屋の建物
部屋が一つなら鍵の管理も簡単です。でも100部屋ある建物で「だいたい合ってるでしょう」は怖い。
プログラムも同じ。小さなコードではJavaScriptの自由さが気楽でも、大きくなると「この荷物はどこの部屋?」が重要になります。
そこでTypeScriptくんが入口でチェックします。
TypeScript
その荷物、ここの部屋じゃないですよ。
警備員みたいなものかもしれません。
今日の結論:TypeScriptは、JavaScriptに安全確認を追加した心配性の職人。少し細かい。でも、その細かさが大事故を減らしてくれる。